Vol.２３２　『いい人がいない』は言い訳

こんにちは！
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤大輔です。
私は婚活歴10年、結婚相談所で結婚した婚活カウンセラーです。

今日は「Vol.２３２　『いい人がいない』は言い訳」といったテーマでお話ししたいと思います。

婚活者の方から度々聞かれる言葉として、おそらく誰も一度は聞いたことがある台詞は

「いい人がいない」

というものです。

これは正確に言うと

「私の周りにはいい人がいない」

ということだと思います。

実際、男性ばかり、女性ばかりの職場だったり学生さんだったら男子校、女子校だったりすれば普段の周りの環境には、そもそも異性がいないので、「いい人」がいないのも理解できます。

しかしこの

「私の周りにはいい人がいない」

には続きがあって、

「だから、彼氏、彼女ができない」
「だから、結婚できない」

という言葉が続きます。

では、ここで1つ考えてみましょう。

もしも周りに

「いい人」

がいたとしたら、あなたは婚活の状況はどうなりそうですか？

「いい人がいたら、彼氏、彼女ができる」
「いい人がいたら、結婚できる」

となりそうですか？

ここは1つ自分に正直に問いかけてみてください。

いい人がいれば本当に彼氏、彼女ができ、結婚できそうですか？

答えはいかがでしたか？

では例えばですが、これまで合コン、街コン、マッチングアプリ、婚活パーティーなどでいい人と出会ったことが全くないですか？

おそらくですが、多少なりとも婚活をしている婚活者の方であれば、1回や2回は

「この人素敵！」
「この人タイプ！」
「この子かわいい！」

といった人に出会ったことはあると思います。

ではなぜ、その出会いをものにできなかったのでしょうか？

いい人とせっかく出会っているのに、恋人関係になれなかった、結婚できなかったのはなぜでしょうか？

厳しい言い方になりますが、おそらくは

「その時点では、あなたがいい人に選んでもらえるだけの魅力がなかったから」

ということだと思います。

だとすると

「いい人がいたら、彼氏、彼女ができる」
「いい人がいたら、結婚できる」

ではなくて、

「（現状は）いい人がいても、彼氏、彼女はできない」
「（現状は）いい人がいても、結婚できない」

というのが正解です。

今まで、色々と婚活を試してきたのに、一向に良い結果が出ない人はまずこのことに気付くことが出発点になります。

「いい人」がいないのではなく、現状は、いい人と出会っても、お付き合いしたり、結婚できたりする魅力が自分には備わっていないということです。

このことに気付いた人は「2つのこと」を変えることができます。

1つ目は「自分が変わること」。

現状は自分が「いい人」と思う人とお付き合いし、結婚することができていない。

であれば、

「自分には何が足りないのか？」
「自分が『いい人』と思っている人は、異性に何を求めているのか？」
「自分は努力すれば『いい人』に選ばれるように変わることは可能か？」

といった自分自身への問いかけが出てきます。

ちなみに最後の問いかけにあった

「変わることは可能か？」

ですが、実は変えられないこともたくさんあります。

例えば

◎身長
◎学歴
◎顔

などは、基本的には努力で変えられないものです。

だから、変えることできないことに時間を使うよりは、自分で変えることができることに時間を使うようにしましょう。

自分の考える「いい人」が求めているであろう他の条件にフォーカスし、今からでも改善できることを見つけ、そこを磨くことです。

2つ目は、「相手に対する自分の見方を変えること」。

そもそもの問題として、「いい人」の基準は、本当に自分にとって必要なものなのかという問いかけです。

これまでの「いい人」の基準が

◎顔がそこそこカッコイイ、かわいい
◎服装がお洒落
◎お洒落なお店を知っている
◎運動神経が良い
◎背が高い
◎スマートである
◎自分の話を聞いてくれる
◎自分の趣味を理解してくれる
◎自分が仕事を理解してくれる
◎価値観、フィーリングが合う

などなど、他にももっとあるかもしれません。

しかしこのブログを読んでいるあなたは

「恋愛すること」
「婚活すること」

が目的でもなければ、

「何が何でも結婚すること」

だけが目的でもなく

「結婚して幸せな結婚生活を送ること」

が目的だと思います。

その目的を達成するために、「いい人」に求める基準のうち、本当に大切なものは何なのかとうことを考えてみることです。

そうすることで、いままで考えていた「いい人」の基準が、実は「幸せな結婚生活を送る」上で、それほど重要でないことがわかったり、場合によっては他にもっと大切なことが見つかったりするかもしれません。

あなたにできることは

「自分が変わること」
「相手に対する自分の見方を変えること」

の2点です。いずれも、相手を変えることではありません。

今、結婚できていないことを、周りのせいにしていませんか？

でも周りのせいにして、一時的に気持ちが楽になったとしても、結婚が近づくわけではありません。

やはり、自分に何が出来るかを考えて、そこを変えていくしか方法はないのです。

しかし、「結婚しやすい環境」というのは存在します。

それは

「真剣に結婚を考えている男女が集まっているところ」

です。

「結婚するつもりがあるのか無いのか分からない男女が集まることろ」

で婚活をしているよりも、

「真剣に結婚を考えている男女が集まっているところ」

で婚活する方が、幸せな結婚でできる確率が高いのは言うまでもありません。

「真剣に結婚を考えている男女が集まっているところ」とは結婚相談所のことです。

「結婚するつもりがあるのか無いのか分からない男女が集まることろ」とは婚活パーティーやマッチングアプリ、合コンなどです。

これら婚活パーティー、マッチングアプリ等にも真剣に結婚を考えている男女も存在はしますが、そうでない方も多数存在することは、これらの場所で婚活をしたことがある人なら薄々気付いているはずです。

でも

「結婚相談所には自分が望むいい人がいない」
「マッチングアプリや婚活パーティーの方がいい人がたくさんいる」

という婚活者の声もたまに聞きます。

しかし結婚相談所には素敵な男女が多数在籍しており、これは完全に間違っているのですが、ただ1点注意して頂きたいのは、

「素敵な異性がいても、あなたがその人と結婚できるかどうかは、また別の次元の話」

ということです。

結局は、あなた次第です。

しかしそれでも、結婚相談所には結婚の意思がはっきりした男女が集まっていますし、婚活に行き詰ったときに相談できる経験豊富なカウンセラーがいます。

分からないときはカウンセラーに相談し、自分の頭でもしっかり考えて、改善を繰り返していくことが、「幸せな結婚」への近道です。