Vol.２３８　『こころレベル』で結婚できるどうかが決まる

こんにちは！
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤大輔です。
私は婚活歴10年、結婚相談所で結婚した婚活カウンセラーです。

今日は「Vol.２３８　『こころレベル』で結婚できるどうかが決まる」といったテーマでお話ししたいと思います。

今日のブログは、まずはタイトルの中にもある

「こころレベル」

のご説明からしたいと思います。

「こころレベル」とは私の妻（プロスペクティブスタートのカウンセラー）が言った言葉なのですが、簡単に言うと

◎人間性
◎人柄
◎考え方の成熟度

といった意味合いになります。

婚活にはこの「こころレベル」がとても重要になります。

婚活者の中には、若くても「こころレベル」が高い人もいれば、年齢を重ねていても「こころレベル」が低い人もいます。

カウンセラーとして会員さんをサポートしていると、

「短期間で上手くいきそう」

と思える人と

「正直、まだまだ時間が掛かりそう」

と思う人がいます。

婚活が「上手く行く人」と「上手く行かない人」の違いは恋愛偏差値ではなく、「こころレベル」の差になります。

まずは「こころレベルが低い人」から説明します。

「こころレベルが低い人」はこんな人です。

1つ目は恋愛経験がある程度あって、無意識のうちに自分の立場を相手よりも優位にさせようと、駆け引きをしている人。

こういう人は、お相手からの譲歩を引き出そうとしたりもします。

あるいは

「今回は私がやってあげたんだから、次はお相手の番」

といった思考もあります。

自分が１つ与えたんだから、お相手も1つ与えてくれるまでは、自分は与えないという考え方。

恋愛やビジネスであればそれでも良いかもしれませんが、結婚相手は長い結婚生活を共にし、協力いていくパートナー。

その相手に対して

「駆け引きをする」
「譲歩を引き出そうする」

といった姿勢では結婚生活は上手くいきませんし、「こころレベル」の意味合いである人間性という部分についてもまだまだだと思います。

2つ目はお相手に厳しすぎる人。

こういう人は婚活のお相手を

「今後、力を合あせて結婚生活を共にするパートナー候補」

として接するのではなく

「やっつけるべき対戦相手」

とも思えるようなスタンスで対峙しています。

どのような特徴があるかというと

◎お相手がやってくれないこと、お相手の至らない点にばかり意識が行く
◎お相手のダメ出しや悪口が多い
◎お相手を行動、言動を採点する
◎基本、お相手を信用していない

といった特徴があります。

また厳しすぎる人は自分に興味を持ってくれる人に全く興味を示さない傾向もあります。

よく聞くのが

「自分のことを良いと言ってくれる人の中に、自分が良いと思える人はいない」

といった発言です。

でも傍から見ると結構お似合いである場合も多かったりします・・・

こういう人は自分の立ち位置、市場価値を客観的に把握できておらず、自分の条件ばかり相手に要求している人です。

一方、「こころレベルが高い人」は、恋愛偏差値があまりなくても、人としてお相手を思いやる気持ちがあり、どんなお相手にも丁寧に接することができる人です。

お相手の良いところを見つけることができ、欠点を指摘するようなことはしません。

例え違和感を覚える点があったとしても、

「私の感じ方がいけないかもしれないのですが」

とあくまで控えめ。

婚活で上手くいかない時も、しっかりと自分の頭で考えて、自分の考えを整理し、それを言葉でお相手やカウンセラーに丁寧に伝えることができる人。

また「こころレベルが高い人」は交際終了時の対応が素晴らしいのも特徴です。

お相手に振られた場合でも

「○○さんにとって良いパートナーの方が見つかることを願っています」
「貴重なお時間を割いて私と対面デートをしていただき、感謝しています」
「食事もご馳走していただき、LINEでも気遣いの言葉をかけてくださいました」
「本当にありがとうございました。最後に今までの感謝を申し上げます」

といったメッセージを、カウンセラーが何も言わなくても、自分で考えて送ってきます。

しかし「こころレベルが低い人」は交際終了を告げられると

「了解しました」

と一言だけ。

カウンセラーが

「お相手様に最後にメッセージはありませんか？」

と伺っても

「特にありません」

といった感じで、これまで交際を続けてくれたお相手に対する感謝の言葉などがありません。

更にひどい場合だと、逆上します。

「自分の対応の何が悪かったんだ！」
「交際終了なんて許せない！」
「納得できない！」

といったふうに、急に態度が豹変します。

自分の至らなかった点に目を向けられず、相手のことを責め立てます。

こういう人は、残念ながら結婚するにはまだまだ早いです。

しかしこういう人も、婚活を続ける中で自分のことを見つめ直し、お相手の良いところを見つけ、歩み寄れる人になることで、結婚が近づいてきます。

今はできていなくても、少しずつできるようになればいいんです。

是非、諦めずに婚活を続けていただきたいと思います。