Vol.４０８　『自分らしさなんて探してたら不幸になるよ』は婚活にも言える？

こんにちは！
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤香織です♪
ママカウンセラーとして日々会員さんのサポートに励んでいます！

今日は「Vol.４０８　『自分らしさなんて探してたら不幸になるよ』は婚活にも言える？」といったテーマで書こうと思います♪

このタイトルでピンときた方はいたでしょうか？

このセリフはですね。

私たち夫婦が見ているTBS系ドラマ

「持続可能な恋ですか？～父と娘の結婚行進曲～」

というドラマの劇中で登場するセリフなのです。

上野樹里さんが主演でお相手役が田中圭さんです。

主人公の父親役が松重豊さんです。

ざっくり言うと、病で妻に先立たれた夫が一念発起して娘と一緒に結婚相談所に入会し、父子婚活を始めるというストーリーです。

結婚相談所が出てくるということで、業界人である者として見ておかねばということで毎週火曜日に録画して主人とチェックしていました。

このドラマですね、結構胸を打たれるセリフや、考えさせられるセリフが多く散りばめられています。

その中で私が

『深いな...』

と感じたセリフがタイトルのセリフです。

主人公はヨガ教室の先生で、その同僚がゆりあんレトリィバァ扮するMIKAKO先生です。

この深いセリフはMIKAKO先生から出た言葉なのです。

MIKAKO先生はカリスマヨガインストラクターで、インスタのフォロワー10万人のスーパーポジティブウーマンです。

そんなカッコイイMIKAKO先生が、自分らしい生き方を模索する主人公の杏花に伝える一言が深いのなんのって！！

最初聞いた時は訳が分かりませんでした。

えっ？

何で自分らしさを探すことが不幸に繋がるんだ？

みんないかに自分らしく生きているかって日々自問自答してるんじゃないの。

自分らしいことが幸せで、自分らしくいれないことは苦痛。

婚活においても、よく登場するのが

『自分らしさ』

です。

お相手と過ごして自分らしくいられるか、違和感はないか。

自分らしく自然体で過ごせるお相手を追い求めて活動している会員さんが沢山います。

でもそれだと不幸になるの？

このセリフ、どういう意味なんだろう。

人によって色んな解釈があると思うので、恐らく正解はないでしょう。

このセリフをどういう意味で捉えるか視聴者次第なのでしょうね。

あー、難しいわぁ( ﾟДﾟ)

主人とこのセリフが持つ意味をあーでもこーでもないと、議論してみました。

私たちが捉えた意味は。

自分らしさと独りよがりをはき違えてはいけないってことかなと。

誰しも人生の様々なシーンにおいて自分らしくいたいと願うものです。

自分らしいということは、ほぼ自分と同化したような言い方ですね。

そして他人や社会、要するに自分以外の人、物、事、環境と触れ合うことで浮き出てくるものが自分らしさの有無。

何か哲学的になってきた(笑)

当たり前な話ですが、自分以外の全ての現象が自分ではないのです。

そこでいかに自分の中の自分と同じように生きていけるかが自分らしさという言葉で表現されるのが一般的に意味するところなのでしょう。

簡単に言ってしまえば、どれだけ楽にいれるかどうかってことだね！！

ただ、それを追い求めている過程の中で陥りがちなのが独りよがりやワガママといったことなのかなと思います。

何でも自分の思い通りに気分よく物事を進められると誰でも気持ちが良いものだけど、社会で生きていくためには常にそうはいられない。

むしろ、そうではない時の方が多いかもしれない。

話を婚活にあてはめると、よくお見合いや交際で

『自分らしくいられない』

といった言葉を耳にします。

でもね、自分らしいって一体どういう状態のことを自分らしいって思うわけ？

と聞くと、多分会員さん即答できないんじゃないかな。

ソファでポテチ食べながら超絶リラックスしてる時と同じ気分とか、私の良さが最大限に引き出されてる状態とか？

結婚相談所は真剣に結婚を考えている方々が集まっているので、成婚退会までの期間がいわゆる自然な出会いで芽生える自由恋愛に比べて短いです。

順調なカップルだと目安としてはお見合いから３ヶ月位で成婚退会します。

もちろん成婚退会する頃には恋愛感情があって、この人と一生一緒に生きていくと思って成婚退会していきます。

ただ、自由恋愛よりビビビとくる確率は低いし、恋愛感情が高まるスピードも緩やかです。

あれ、何が言いたいんだっけ。

そうそう、そのなだらかな坂の上を登っている途中に、あまり自分らしさを追い求めると結婚は遠のくという肌感覚を感じるのです。

何か、MIKAKO先生のセリフにシンパシーを感じる...。

今まで他人だったお相手と結婚し一つ屋根の下で共同生活を始める。

一生に一度の大イベントです！！

今まで生きてきた中で最大級のハレーションが巻き起こるのじゃーっ！

自分らしさって家族として一緒の時間を積み重ねていって、少しずつ出来上がっていくものかなと思います。

出会いの初期段階において追い求めがちな自分らしさは、どちらかというとお相手を慮る利他の心よりは、利己の心の方が上を行っっちゃっているような気がします。

利己の心で判断すると自分のことしか考えていないので、周囲の協力を得られず思うように事を成し遂げられません。

結婚は自分の人生で掴むものですが、その過程であまり自分の主張や希望ばかり押し通しすぎるとお相手からは自分よがりに見えてしまいます。

『自分らしさなんて探してたら不幸になるよ』

婚活にも当てはまります。

この言葉の本質を考えてみると、新たな視点が生まれ視野が広がるかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

では、また次回のブログ、頑張ります(^^♪