【データで解説】結婚は早い方がいい?メリット・デメリットと後悔しないための選択

最終更新日:2025年4月7日
- こんにちは!
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤大輔です。
私は婚活歴10年、結婚相談所で結婚した婚活カウンセラーです。
「周りが結婚し始めて焦るけど、本当に早く結婚した方がいいの?」
「若いうちに結婚するメリットって、具体的に何があるんだろう?」
「理想の相手を見つけるには、一体いつから行動すればいいの?」
といったお悩みがある方、多いと思います。
「既婚者とか周りの人は早い方がいいと言うから、感覚的には何となくわかる」
「でも、やっぱり悩んでしまう」
というのは、「結婚は早い方がいい」と言われる根拠・理由や、メリット・デメリットがわからないからですよね。
このブログでは
- 早く結婚することのメリット・デメリット
- 【データで解説】「それでも結婚は早い方がいい」理由
- 早く結婚するためにやるべきこと
- 結婚に対する不安にどう向き合うか?
- 結婚に関する私自身の体験談とアドバイス
といった内容をお伝えします。
これからお伝えする内容は、日々、20代・30代の若い婚活者の方々を日々サポートしている中で得られた知見をまとめたものです。
あなたにとっても有益な情報であることは間違いありません。
それでは早速読み進めていきましょう。
早く結婚することのメリット・デメリット
まずは早く結婚することのメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
比較的苦労せずに結婚できる
学生時代から付き合っている人がいるのであれば、そのまま結婚できることもあるでしょう。
婚活して結婚をするにしても、現在の若さは最大の武器になります。また、婚活には気力も体力も時間も必要です。
もちろん、若くても婚活が上手くいかない時もあるかと思いますが、今から更に10年後の婚活は、想像を遥かに超えるほどの苦労が待っています。
また、早いうちから婚活をスタートすることとで、多少回り道をしても、軌道修正する時間もあります。
年齢的な市場価値が高いので、理想の人と結婚しやすい
早く結婚をすることが「理想の人と結婚しやすい理由」は、あなたの周りに未婚者が多いからです。
そして、今から2年、3年、5年、10年と経つにつれ、素敵な異性はどんどん結婚していきます。
自分の年齢が上がると、結婚相手の対象となる同年代の異性は、必然的に既婚者が増えてきます。
そうすると素敵な異性、理想の人はどんどん減っていきますよね。
もちろん、5歳以上の年下などであれば、まだ結婚していない異性もたくさんいるかもしれませんが、彼らは同世代の異性を結婚相手の対象と考えていることが多く、残念ながら、あなたは対象外となっている可能性も高いです。
これはあなたが「5歳以上、年上の相手と結婚できるか?」を考えると良いでしょう。
男性の場合は、「自分が5歳以上年上でも十分にいける!」と考える人もいるかもしれませんが、厚生労働省の2021年のデータによると、初婚同士の夫妻の年齢差は
- 妻が年上:23.7%
- 同年齢:19.9%
- 夫が1歳上:13.8%
- 夫が2歳上:10.0%
- 夫が3歳上:7.6%
- 夫が4歳上:6.1%
- 夫が5歳上:4.7%
となっており、ここまでを全て足すと85.6%です。
5歳以上、年下の女性と結婚するのはかなり厳しい道ということが分かって頂けたでしょうか。
子供を持つ前に夫婦2人だけの時間を楽しむ余裕がある
子供を持ちたい場合であっても、夫婦2人だけの時間も大切にしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
早く結婚すれば、夫婦の時間も十分に取ることができます。
逆に30代半ば以降の結婚であれば、子供を持つのに時間的な余裕はあまりないので、必然的に夫婦だけの時間は少なくなります。
若いうちに子育てを終えられ、再び夫婦の時間を楽しめるようになる。
仮に20代後半で子供を授かることができれば、40代後半の時には子供は成人し、そこから再び夫婦の時間をしっかり取れるようになります。
40代後半であれば、まだまだ体力もありますので、旅行やアクティビティなど楽しめます。
逆に30代後半、40代前半で子供を授かった場合は、還暦前後での成人となりますが、体力が衰えてきていたりして、楽しめることも徐々に減っていきます。
経済的に安定しやすい
独身時代は趣味などに多くのお金を使う人も多いと思います。
そうすると年齢が上がっても思ったほど貯蓄が増えていない人も多いでしょう。
しかし結婚後は、2人で同じ家に住むわけですから、水道光熱費、家賃などはこれまでの2人分の合計金額よりも抑えることができます。
また、仮に33歳までに子供が欲しい場合、28歳での結婚なら夫婦二人でお金を貯める時間が5年間あります。
しかし、31歳での結婚なら2年間しかありません。
そのため、早く結婚をすることは、経済的な安定にもつながりやすくなります。
デメリット
自由な時間が減る
これは、早く結婚することの最大のデメリットかもしれません。
周り友人がまだ遊んでいても、あなたには家で待っているパートナーがいるため、未婚の友人と同じようには遊びまわることはできなくなります。
子供を持てば更に責任は増し、自分の自由な時間を犠牲にしなくてはならないのは確かでしょう。
一方で大切なパートナーや子供と過ごす時間は、自分の自由な時間が減ったとしても、余りある喜びのある時間とも言えます。
貯蓄などが少なく、結婚資金が足りない可能性がある
結婚には色々とお金がかかります。
結婚式、ハネムーン、新居への引越し費用、新生活を始めるための家具の購入など、とにかく物入りとなります。
結婚するのが早過ぎると、これら結婚資金が十分に貯まっておらず、色々と諦めないといけない部分もあるかもしれません。
こうならないためにも、独身である今から、毎月少しずつでも貯蓄していく習慣を身に付けることが大切でしょう。
また必ずしもお金をかけなくても二人が納得できれば問題ないこともあります。
結婚式は小規模でも良いと考えれば問題ないですし、お金のかかる演出は不要かもしれません。
新生活のための家具も、今、二人が持っている家具を持ち寄ってスタートし、余裕が出てきたら1つずつ買い足していく形でも良いでしょう。
焦って相手を選んでしまい、後悔する可能性がある。
早く結婚することを意識し過ぎて、焦ってお相手を選んでしまうと、後悔に繋がる可能性があります。
早く結婚するとしてもしっかりとした見極めは大切です。
お互いとたくさんの時間を過ごし、結婚観なども話し合いましょう。
それでもお互いのことを完全にわかる訳ではありません。
私は、結婚してもうすぐ10年が経とうとしていますが、私も妻もお互いのことを全てわかっている訳ではありません。
しかし、結婚前に「この人となら、これから色々あっても、お互いに協力して乗り超えていけそう」という感覚はありました。
結婚を決めるために細々としたすり合わせは不要と考えますが、上記のような感覚が持て、お互いに信頼できることは大切です。
早く結婚することのメリット、デメリットをご覧になり、あなたはどう感じましたか?
メリット、デメリットを知った上で、自分はどうするか?という判断をすることが大切です。
【データで解説】「それでも結婚は早い方がいい」理由
次はいくつかのデータをご紹介しながら、「それでも早い方がいい」理由をお伝えします。
平均初婚年齢よりも早く結婚している人がたくさんいる!?
まずは厚生労働省のデータです。
厚生労働省の「人口動態統計」によると、2023年の平均初婚年齢は男性が31.1歳、女性が約29.7歳となっています。
この数値だけ見ると、26歳~28歳くらいの方は、
「もう少し先でも良いかな?」と感じるかもしれません。
しかし、これはあくまで「平均」の話。40代、50代、60代以上で結婚する方も含めた数字です。
つまり、実際は平均年齢よりもずっと早く結婚している人が多いということです。
30代目前、婚活市場のリアル
私自身の婚活の話をさせてください。20代半ばから婚活パーティー、街コン、マッチングアプリなど様々な方法を試しました。
しかし、32歳、33歳くらいからでしょうか。急激に婚活が厳しくなったんです。
婚活パーティーではマッチングせず、街コンでは連絡先交換すら難しくなり、マッチングアプリではほとんど出会えなくなりました。
そして35歳の時、婚活本で「35歳の男性が1年以内に結婚できる確率は4%」というデータを見た時、言葉を失いました。
「4%って、難関資格の合格率より低い...」
「これまで必死に婚活してきたけど、1年後、この4%に入れる気がしない...」
私はそこから婚活方法を180°変えなくてはならないと思い、結婚相談所に入会しました。
6ヶ月の活動で結婚を意識した女性約30名とお見合いし、妻と出会うことができました。
あの時、結婚相談所に思い切って入会していなければ、私は今も一人だったかもしれません。
データが語る、結婚適齢期の真実
以下のグラフは、5年以内に結婚できる確率を年齢別に示したものです。
偶然ですが、男女ともに26歳が最も確率が高く、それを過ぎると年齢と共に確率が下がっていきます。
26歳の場合、5年以内に結婚できる確率は男性が36.69%、女性が44.14%です。
1年間に換算すると、男性は7.34%、女性は8.83%。
あなたの年齢ではどうでしょうか?
この数字を見て、「まだ大丈夫」と思えますか?
さらに、内閣府の男女共同参画局のデータを見てみましょう。
平均値と最頻値考察~「平均初婚年齢」と「初婚年齢の最頻値」の間には3歳から4歳の差~
2020年のデータでは、女性の初婚年齢の「平均値」は29.4歳ですが、「最頻値」(婚姻が最も多かった年齢)は26歳。
男性も同様に、「平均値」は31.0歳、「最頻値」は27歳です。
つまり、平均初婚年齢は一部の晩婚層に引っ張られているだけで、実際はもっと若い年齢で結婚している人が多いのです。
結婚までの道のり、意外と長い?
国立社会保障・人口問題研究所の2015年の調査では、出会いから結婚までの平均交際期間は4.34年、恋愛結婚に限ると4.59年です。
国立社会保障・人口問題研究所(1)出会い年齢・初婚年齢・交際期間
例えば、あなたが現在26歳で28歳までに結婚したいと考えているとしましょう。
今日から交際を始めたとして、結婚まで4年半。30歳での結婚となります。
もちろん、これはあくまで平均です。出会いまでに3年かかるかもしれませんし、交際期間が5年以上になる可能性もあります。
結婚を早くするためにやるべきこと
ご紹介したデータからも、結婚をしたいのであれば、早い方がいいのはおわかりいただけたと思います。
では具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか?
いくつかポイントをお伝えします。
出会いの機会を増やす
まずはマッチングアプリや婚活パーティー、街コンなど、あらゆる婚活の場に出向くことです。
たくさんの異性と出会うことで、自分の強みや弱みなどもわかるかと思いますし、様々な婚活を試すことで、婚活は場数を踏むこと、場慣れすることも大切です。
最初は上手く話せないこともあろうかと思いますが、多くの異性と話すことで、徐々に自然と会話ができるようになってきます。
婚活の方法を見直す
いくつかの婚活を試したら、向き、不向きが分かってくると思います。
「マッチングアプリでのメッセージのやり取りが苦手」
「マッチングアプリで出会って、1対1で話すのなら良いけど、婚活パーティーで大勢の中で話しかけるのは難しい」
といった感じです。
自分に向いている場で婚活するのが良いでしょう。得意分野で勝負するイメージです。
あるいは結婚相談所など、真剣に結婚を考えている人が集まる婚活を試して見るのも有効です。
婚活のコツを学ぶ
今はあらゆる情報がインターネットやSNSや書籍などで入手できますので、自分が上手くいかない理由がわかってきたら、それらについて調べてみましょう。
「どうやら外見がダメなのかもしれない」
「デートの誘い方がよくわからない」
「会話の広げ方が難しい」
など、自分の弱点があるのであれば、それを直すことで上手く婚活が進むこともあります。
男性向けではありますが、婚活のコツを45選にまとめたブログがありますので、こちらも参考にして頂けたらと思います。
女性でも参考になる部分は多々ありますので、ぜひご覧ください。
結婚したい男性必見!人生のパートナーを得るために実践すべき婚活のコツ45選
結婚に対する不安にどう向き合うか?
結婚することは、誰しも不安だと思います。
しかし、これは年を重ねたからと言っても、不安が解消される訳ではありません。
結婚相談所のカウンセラーとして日々多くの会員様を見ていて感じることは、結婚の覚悟をするのに「年齢は関係ない」ということです。
40代、50代でも結婚自体の覚悟ができないような方もいます。
一方で、20代でもスパッと決断できる方も多いです。
20代後半にもなっていれば、人生の大きな決断をする判断力は既に十分備わっているはずです。
「この人と結婚したい」という人ができたら、あとはあなたが
「この人と結婚して幸せな人生を歩むんだ!」
「どんな時もパートナーにとっての一番の味方でいる!」
と心に誓うだけです。これに根拠や理由は必要ありません。
あなたが「自分にならできる!」と、信じるだけでいいんです。
それでもなかなか自信を持てない方は、先ほどもご紹介したブログの≪本質編≫の「内面や人柄のコツ 6選」の「自分に自信を持つ」を参考にしてください。
結婚に関する私自身の体験談とアドバイス
私自身も10年以上に渡り婚活をして結婚しました。
マッチングアプリ、婚活パーティー、街コンなどあらゆる婚活を試し、結婚相談所で結婚しました。
結婚はとても勇気のいることですが、結婚してみないとわからないこともたくさんあります。
ですので、結婚前にあれもこれもとすり合わせをしても、意味がないことも多々あります。
例えば家事の分担などを結婚前に話し合っていても、結婚後の環境の変化などで臨機応変に変えないといけないことは多々あります。
また、結婚前に結婚観、価値観のどんなにすり合わせをしても、時が経てば考えも変わるものです。
そのため、「この人となら色々あっても、その時々でしっかりと話し合って乗り越えていけそう」という感覚が持てたら、勇気をもって結婚する勢いも大切です。
勢いをつけて結婚するには若さが大きな武器になります。
そして結婚前の細々としたすり合わせよりも、結婚後のパートナーとの日々の過ごし方の方がよほど大切です。
結婚はゴールではなく、パートナーとの新しい人生のスタート。
何年もかけてパートナーとの信頼関係を1つずつ築いていき、素敵な夫婦になっていくのだと思います。
さあ、どう動く?
早く結婚することのメリット・デメリットや各種データ、体験談などをご覧になった上で、どう感じましたか?
「まだ若いから大丈夫」
「いつか良い人が現れる」
「その時が来たら考えよう」
そう思っているうちに、時間はどんどん過ぎていきます。
「結婚は早い方がいい」と考えるのであれば、今日から動くことが大切です。
あなたの婚活、応援しています!
結婚相談所で結婚したカウンセラー夫婦による神奈川県横浜市の相談所です。
私たちもあらゆる婚活を経験してきました。それぞれの会員様に合わせたオーダーメイドのサポートをいたしますので、無理なく婚活を始めていただけます。
1年後の幸せなご結婚を目指し、私たちと一緒に頑張っていきましょう!